４〜６月を振り返る②ほたるカフェ編

４～６月を振り返るはずが、７月もとっくに過ぎてしまって焦っているボンビー嫁です。なかなかブログが更新できず、申し訳ありません(;_;)

振り返りたいことは山ほどありますが、５月の部は、5月19日(金)から6月11日(日)まで開催された「ほたるのふるさと相河川まつり（通称：ほたるまつり）」について書きたいと思います。このイベント会場で、私は相棒さっぴぃとともに、週末限定の小さなカフェをオープンするという新たな試みにチャレンジしたのでした。

今年で15回目を迎えたほたるまつりですが、まつりが始まったばかりのころは、ほたるの群生が見られるスポットから少し離れた駐車場を会場に、たくさんの夜店が出店していたそうです。「昔は賑やかだったのにね」「人もほたるもざーまにおったけん」。昨年ほたるまつりにスタッフとして参加した時、地元の人たちからそんな言葉を何度も聞きました。

（昨年のほたるの様子。写真では分かりませんが、ピーク時には本当に感動するくらいホタルが舞います。ひと昔前はどんな景色だったんだろう…）

それでも、昨年までは観光物産協会がコーヒーやアイスクリームを販売していて、まつり会場では子どもたちがはしゃいだり、コーヒー片手に井戸端会議が始まったりしていたのですが、今年は観光物産協会が出店を中止。まつりに来たお客さんは、ただほたるを見て帰るだけになってしまいます。

（昨年のほたるまつり会場の様子。この日はALTさんたちが開催する英語教室に通う人たちでにぎわっていました）

遠路はるばるほたるを見に来たお客さんたちがホッと一息つけるように、そして賑わいの場がこれからも続いていくように、誰もやらないなら自分たちでやってみようと、相棒さっぴぃと話し合い、そして地域おこし協力隊の仲間であるみさきんぐにも協力してもらって、週末限定の小さなカフェをオープンすることになったのでした。

私もさっぴぃも、カフェの経験はありません。だけど、やる気だけはものすごくあって、「せっかくやるなら、島の素材を使ったオリジナルの商品を出そう」ということになりました。ほたるまつりは、午後7時半〜9時ごろまでのわずか1時間半ほどしかありません。お客さんの多くは夕食を済ませてからやってくるので、食べ物はあまり売れません。だとしたら飲み物だけど…。ひらめいたのが、甘夏ドリンクでした。「五島の日マルシェ」で販売した甘夏チョコ用の甘夏ジュレがたくさん余っていたので、それをお湯やソーダで割って提供しようということで、私たちのテンションは一気に上がったのでした。

（お店の様子。イナバ物置なのでたこ焼き屋さんみたいですが、れっきとしたカフェです。ポップは相棒さっぴぃ作。甘夏ドリンクのほかに、ドリップコーヒーや焼き干し芋も販売しました）

（夫のアキラ氏と、さっぴぃの息子リキ君にもかなり手伝ってもらいました。感謝！）

甘夏ドリンク、なかなかの好評でした！何度も飲みに来てくださった方もいて、改めて島の未利用果樹・甘夏の可能性を感じたのでした。また、後半には旬を迎えた梅のドリンクも販売。こちらは本当に大好評で、「また飲みたい！」「売ってほしい」というお言葉までいただきました。

商品の手ごたえを感じられたことはもちろんよかったのですが、カフェを通じて、ほたるまつりスタッフやガイドの会の皆さん、私たちの友人だけでなく、「Facebookで見てました！」という方やまったくはじめましての方、出張で島に来られていたという方まで、本当にたくさんの方々とお話することができて、私たちの活動を知っていただくことができて、やってよかったなと思ったのでした。

何より、これから共に事業を始める相棒さっぴぃと一緒に試行錯誤して商品開発をしてカフェを運営して、意見をぶつけ合ったり、喜びを共有できたりしたことは、とても貴重でかけがえのない時間となりました。１人では立ち止まってしまいそうな道も、２人だと思い切って一歩を踏み出せたり、しんどいなと思っても頑張ったりできるものだなと感じたのでした。

ほたるカフェを一緒にやりきって、仲を深めたさなえ&さっぴぃですが、時にはほんまにぶつかり合って口も利かなくなるのですが、これを書いている８月の段階でもうまくやっております。これから先、さなえ&さっぴぃの話が多めになると思いますが、温かく見守っていただけると幸いです。