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世界で一つの五島うどん

 昨日、「かけば」作業からハタかけまで手がけたうどんを、今日はハタから外して8等分に切り分ける「こわり」、麺を選別し、重さを測って束ねる「結束」作業に挑みました。そして今日は無事に早起きできました(ホッ…)

 うどんは半日〜1日乾燥させるのですが、私が作業場を離れている間も、師匠夫婦は均一に乾燥するようにハタの位置を何度も変えてくださっていたそうです。そういう作業を全て見とかないといけないのに…今度は泊まり込みで作業させていただこうと思いました。

 そうして乾燥させたうどんをハタから取り外し、うどんを切り分ける専用の台と刃物を使って、体全体で体重をかけながら乾麺を裁断していきます。この作業がかなり力のいる作業で(と言っても、うどん作りは全体的に体力勝負!)、素早くかつ慎重にザクザクとうどんを切り分けます。うどんは、ハタに近い上の方と、真ん中と下の方とで太さが微妙に違うため、うどんが偏らないように工夫しながら結束作業へと移ります。

 船崎で作られたうどんは、その証として「赤帯」が巻かれています。伝統と製法への誇りの表れであるその赤帯を使って、結束作業を行います。師匠に手伝っていただいたとはいえ、自分が手がけたうどんに、その赤帯を巻かせていただくのはとても恐れ多いことでしたが、ものすごく光栄で、師匠たちの優しさとエールと期待をひしひしと感じ、とても慎重に赤帯を任せて頂きました。出来上がったのは全部で4束と、その節麺。綺麗に袋詰めもさせていただき、「里のご両親に送ってあげんばよ」と託してくださいました。

 太さもバラバラだし、人に渡すのは恥ずかしいけど、でも初めてのうどんは人生で一度しか作れないので、お世話になった人や大切な人に感謝の気持ちを込めて渡したいと思います。

 次は8日(金)に午前3時起きのリベンジ果たします!

初めて作ったうどんの選別作業。太いのやら細いのやら、綺麗にできたのやらを選別して、結束作業に移ります。遠目だと、意外にきれいに見える?!

全部で4つ。うち2つは、未だに心配かけまくりの両親に贈ります。

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