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うどん天下一決定戦2016

 久々の更新になってしまいました…。いつの間にか9月に入っています。新上五島町はすっかり秋模様。セミの声がスズムシに変わり、鮮やかな海の色もすこし優しいブルーになってきました。

 8月後半は、2011年から福島県双葉町の先生の下で始めた書道の作品展があり、船と電車を乗り継いで東京へ。その前後に奈良の実家に寄り、高校時代の陸上部の友人とともに、旧友の結婚式の余興ビデオを撮影してきました。久々にダッシュして、それ以外はほとんど移動していました。

※真ん中が私の作品です。反省点が多すぎて、恥ずかしさしかありません。

 一度島に戻り、8月27、28日に代々木公園で開催された「うどん天下一決定戦2016」に参加するため、そしてうどん界の天下を取るために、製麺業者さんらでつくる「長崎県五島手延うどん振興協議会」の皆さんとともに、再び東京へと飛びました。

 26日(金)、五島うどんのPRと「うどん天下一決定戦」の告知を兼ね、都内のアンテナショップ「日本橋 長崎館」で五島うどんの試食イベントを開催。ビジネス街とあって、ランチタイムにはサラリーマンやOLさんたちがたくさん食べに来てくれました。初めて五島うどんを食べたという方も多く、「細いのにコシがあるね」「出汁がおいしい」と大好評。長崎館で販売している五島うどんやあご出汁の購入につながり、大きな手ごたえを感じました。

 27日(土)、うどん天下一決定戦1日目。勝負のメニューは「厚切り牛バラ冷やしとろろうどん(¥600)」。すっきりとした冷たいあご出汁に、5時間煮込んだ牛バラ肉をどっさり使用。さらに「肉増し」希望者には、無料で豚しゃぶ肉をトッピングさせていただきました。午前中は蒸し暑く、「肉増し無料」の効果もあって、午前中は4位発進と好調な滑り出し。しかし午後からは雨が降り出し、「冷やしうどん」というだけで敬遠されるように。必死に声を枯らして呼びかけを行いましたが、この日は入賞の7位圏外で終了しました。

夜には首脳陣が集まって作戦会議を開き、あご出汁を改良。私は雨に打たれて体が冷えすぎたため、宿に戻って風呂に入ってすぐに就寝。お酒も飲まず。すべては2日目に全力で臨み、1つでも順位を上げるために。

 28日(日)、うどん天下一決定戦2日目。少し涼しいけれど雨は降っていない。五島うどんチームには追い風です。ブースのレイアウトも一新。首脳陣すごい。

この日は、呼び込みだけでなく、調理作業にも挑戦しました。湯気が立ち込める熱いブース内で、ひたすらあご出汁をかける。なくなったとろろを継ぎ足す。「いらっしゃいませ」と声を上げる。午前中の順位発表で、7位に返り咲き。この日は会場にあふれんばかりの人が詰めかけ、各ブースとも行列に。中でも五島うどんブースは、ボリューム満点の牛バラ肉と「肉増し無料」の効果で、ブースを大きく逸脱するくらいの行列ができました。「絶対にいけるぞ」。スタッフの誰もが入賞は確実だと思っていたし、去年の順位を上回るはずだと期待を高めていました。

 結果は、7位入賞圏外。閉会式で「五島手延べうどん」が呼ばれることはありませんでした。

 反省はたくさんあります。この反省材料と悔しさを糧に、来年は必ず頂点を取ります。

 結果は残念でしたが、個人的にはとても楽しいイベントでした。なんせ、五島うどんを食べに、昔の職場の同僚や、首都圏に住む友人、五島にゆかりのある人たち、さらには上五島からたまたま東京に旅行や出張で来ていた友人たちなど、本当にたくさんの人が応援に駆け付けてくれました。両日ともものすごい人だかりで、雨も降っているのに、みんな「五島うどん美味しいね」「頑張って1位取ってね」って笑顔を浮かべながらエールを送ってくれて、この大会だけじゃなくてなんだか人生を応援してもらってるみたいで、よしやるぞっていうパワーがむくむくと湧き上がって、生命力で満たされました。なんか大げさですが、自分は生かされているなと腹の底から感じました。

 応援にかけつけてくださった皆さま、本当に本当にありがとうございました。来年はもっともっとパワーアップして参戦しますので、また応援のほどよろしくお願い致します。


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