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小さな小さな全員参加の夏祭り

 新上五島町の一番北に位置する米山・津和崎地区の夏祭りが7月31日、旧津和崎小学校でありました。去年の夏、この島に移住してきて、まだ地域おこし協力隊に着任する前に参加した初めてイベントがこの夏祭り。去年はそこにいるだけで、住民の方々による手作りのお祭りにただただほっこりしていただけでしたが、今年は祭りをお手伝いする側として参加しました。

 この日は午後から活動を開始。真夏の日差しを浴びながら、事前に地域おこしの仲間がカラフルなセロハンを貼って準備をしていたペットボトルを並べて「つわざき・米山」の文字を、短く切った竹を使って「2016」の文字を作りました。少し日が傾いてから、並べたペットボトルや竹にキャンドルを入れ、午後6時にお祭りがスタートした頃に、キャンドルに火を灯していきました。

 この夏祭り最大の特徴は、全員参加であること。地域の人たちの出し物ではみんなで場を盛り上げ、コンサートや盆踊りでは、歌い手や踊り手として参加者が次々と参戦。笑い声が絶えません。

 そしてもっとも会場が熱くなるのが、全員参加の大抽選会。全員に配られたうちわに番号が書かれていて、かなりたくさんの人に商品が当たる大盤振る舞いのイベント。番号が読み上げられるたびに歓声とため息が漏れるのです。

 実は、去年のこのイベントで夫のアキラ君がサザエをゲットして、私がBBQセットを当てて、「来たばっかりの夫婦揃って景品をたくさん持って帰った」と一年間ずっとネタにされていたのですが、なんと今回は私が特賞のサザエをゲット!「あんたの名前はサザエさんや」とありがたいお言葉をかけていただきました。サザエ大好き。嬉しかったなぁ。

 そして日はすっかり沈み、夜が更けてくると、キャンドルのカラフルな灯りが津和崎小学校のグラウンドにぼんやりと浮かび、とても幻想的な雰囲気。セロハンすごい!

 そんな中、フィナーレの花火が打ち上がります。もちろん、大掛かりな花火じゃなくて、ホームセンターで売っている花火なのですが、シュッシュ、パーンと軽快に上がる花火が愛おしくて、あぁ、一年早かったなぁ、来年もすぐ来るのかなとアキラ君と話しながら、いろんな思いを巡らせて大きな夜空に打ち上がる可憐な花火を見上げていたのでした。

 ふと海の方を見ると、遠くにはイカ釣り漁船の漁びがゆらゆらと揺れています。花火はフィナーレを迎え、鉄棒とブランコでナイアガラが元気に燃えています。いつまでもぼーっとこの景色を見ていたいなと思ったのでした。

 みなさま、お疲れ様でした!また来年も、よろしくお願いします。

今日8月1日の夕食は、景品でいただいたサザエを使ったサザエご飯とバター焼き、アラカブのアクアパッツァでした。アキラ君が作ってくれました。めちゃくちゃ美味しかったです。幸せです。


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