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上五島のおこし方を探す旅①

 ご無沙汰しています!視察出張中で、上五島の春を感じられていないボンビー嫁のサナエです。上五島は今ごろ、海が鮮やかなスカイブルーにきらめいてて綺麗なんだろうなぁ…

 そんな私は、3月8日(水)から19日(日)まで、福岡→鹿児島→滋賀への長期出張に出かけています。

 視察の旅のテーマは、「新上五島町の地域おこしの方法を見つけること」。

 他の地域を見ることで相対的に上五島の状況を分析しながら、どんな風に地域おこしを進めていけば島の人たちや島に来てくれた人たちが幸せになるかを一生懸命考える旅にしたいと思っています。

 そんなきっかけをくれたのが、昨年10月に東京で開催された離島と企業をマッチングする国交省主催のイベント「しまっちんぐ」で出会ったTomomi Imaiさん。東京・渋谷を拠点に地域おこしをはじめ様々なプロジェクトのディレクターやデザイン、時にはカフェや女将もやって、肩書きは「つなぐ人」という彼女が、鹿児島移住計画という団体が主催する「移住ドラフト会議2017」に参加するという情報をキャッチしたことからこの視察出張が動き出したのでした。

 「鹿児島移住計画」も「ドラフト会議」も初めて聞く言葉で、まずはそれらを検索するところから。鹿児島移住計画は、鹿児島を出た人たちや鹿児島にまだ来たことのない人たちに「鹿児島にいつか住んでみたい」「鹿児島を活動の拠点にしたい」と思ってもらえるようなきっかけづくりを遊び心満載で大マジメにやっている団体で、実は同じような「○○移住計画」という団体が全国には16もあって、なんと私が育った奈良県にもあるらしい。

 正直、全然知りませんでした。でもまだ16個やし早い方なんかなと思っていたら、いやいや、九州で○○計画がないのは長崎県だけらしい。そんなことを知ったのは、この旅が始まってからのことで…

 とにかくその鹿児島移住計画が、鹿児島に行きたい人と、人を受け入れたい地域をマッチングさせるイベントとして企画したのが「移住ドラフト会議」で、なんと今回ですでに2回目の開催。さらに今回は参加地域も鹿児島県内だけじゃなく宮崎県日南市も加わってパワーアップ。特設サイトやロゴは本物のプロ野球ドラフト会議を彷彿とさせるもので、だけどコンセプトも受け入れ側の本気度も本物で、とにかく全てがかっこいいのです。今回日南市が加わったなら、次は上五島も〝球団側〟として参加したい!と強く思いました。

 特設サイトをよく見ると、行政はほとんど絡んでなくて、というかむしろ行政としてのエントリーはできなくて、受け入れる側は民間の団体や企業ばかり。行政マンもいるけれど、任意の団体をつくることが条件で、これはスゴイと思ったし、だったら自分も動けばできるんじゃないかと思って、現地に行ってホンモノを見てみたいという気持ちが溢れ出して、町に視察出張の申請を出したのでした。

 先輩や課長から出張のOKが出て、さっそく〝ドラフト候補側〟としてエントリーしたTomomiさんに「一緒に行きたい!」と連絡したら即OKをいただいて、だったらこの機会に各地で地域おこしを頑張ってる人たちに一緒に会いに行こうとまで言っていただいて、ありがたいことに九州の地域おこし界隈で発信力のある方々に会いに行くことになったのでした。

一概に地域おこしと言っても、街の規模やそこに住む人たち、直面している課題なんかは全然違って、成功事例もいろんなパターンがあります。都会の方から田舎の方までせっかくいろいろ巡るなら、その中から上五島に合う地域おこしの方法論を見つけたいなというのが、今回の旅のテーマになりました。序章がとても長くなったけど、とても大切なことだし、旅の途中で何度も立ち戻った部分だったので、この先の旅の記録を紡いでいく上で、きちんと言葉にしたいと思いました。

 今この文章を書いているのは、硫黄島に向かう「フェリーみしま」の中。旅も後半戦で毎日お酒を飲んでて体力が心配だけど、ワクワクして全然しんどくないのが不思議です。旅の道中日記は次回から。

今日も素敵な人たちにたくさん出会えますように…


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