秋の味覚の魚づくし!
今夜は夕食当番だった嫁のサナエです。上五島では夕方頃から、強風が吹き荒れています。
この週末は、「NAGSAKI起業家大学」というセミナーに参加し、事業計画の立て方やビジネスモデルの組み立て方などを学んできました。決算書の読み方や作り方なども学ぶことができ、起業をするということがなんとなく生々しく理解できるようになってきた気がします。ここから先は、自分が「誰のために何をするか」ということをひたすら具体化するしかないのだと思います。そのことをひたすら感じて、焦りも覚えた2日間でした。
そんなセミナーを終えてからまっすぐ向かったのは、先日芋掘りを終えたまま放ったらかしにしていたマイ畑。セミナー中に、畑の師匠から「玉ねぎを植える準備ばせないけんよ」と電話をいただいていたのでした。畑では、種から蒔いた大根の芽が大きくなっていて、だいぶ大根らしくなってきました。
たくましいねぇ。一方で、ホウレンソウやミニ白菜はまだまだ小さく、雑草と区別がつかないまま。もう少し見守ってやりたいと思います。芋掘りのときに植えたカブは、まだ沈黙を守られております。
とりあえず、イモ畑に堆肥をまいて、三又鍬でひたすら黙々と耕してきました。今までと違うのは、この苦しい作業も、数ヶ月後にワイワイ言いながら収穫の喜びをかみしめる瞬間につながっているんだと思えたことで、息が切れてもうシンドイーーってなっても、作業を一度も中断することなく、しかも適当じゃなくてちょっとでもふかふかの土になるように、妥協せずに畑を耕すことができたことでした。この1年くらいで、ちょっとは成長したかな。
帰り際、師匠の奥様であるカズ子さんから「たくさんもらったから持って帰れ〜」と、新鮮なアジ5匹とカマス2匹をいただきました。夫のアキラ君は釣りに行っていたので、今日は自分で捌いてみようと、帰宅するやいなや、気合いを入れて夕食の準備をスタートしたのでした。レシピは、先日掘ったサツマイモをたっぷり入れた「芋ご飯」と、カマスの塩焼き、アジのお刺身、カマスとアジのあら汁(間引きした大根の葉っぱをたっぷり添えて)の4品!
どうなったかというと、アジはボロボロになってしまい、お世辞にも全くキレイとは言えませんが、なんとか食べられる形にはなりました!
見た目はこんな感じですが、味はむちゃくちゃ美味しいのです(食卓にグリーンが少ないけど、あら汁の中にはちゃんと大根の葉が入ってるし、脇には大根おろしもたっぷりあるというアピールはしておきたい)。
カマスはふわふわやし、アジは臭みが全然なくて旨みが濃厚で日本酒と絶対合うし、あら汁は絶品やし、何より芋ご飯が絶妙!サツマイモの食べ方で、もしかしたら芋ご飯が一番好きかもしれない。それくらいハマっております。作り方も、米1.5合(竹内家はいつもこの分量)に塩小さじ1、酒大さじ1に小さく切ったサツマイモを適量、以上。超お手軽なのです。
新上五島町は常緑樹が多くて紅葉がほとんど見られず、景色で秋を感じるのは時々鼻をかすめる金木犀の香りくらいなのですが、味覚はいっぱい!とりあえず、全力でイチオシなのが秋から冬にかけてしか食べられない「かとっぽ(ハコフグの味噌焼き)」です。今季は何回食べられるかなぁ…