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アパートの中でもメーザイデン

 1月16日(土)は、江戸時代から明治にかけて捕鯨漁で栄えた有川地区で、鯨組の守護神とされた「弁財天」への奉納行事を起源としてはじまった「弁財天(メーザイデン)祭り」が開催された。有川地区の青年団が10人ほどの組をつくり、夜明け前から深夜まで、地区内の各商業施設や会社事務所、家庭などを回って太鼓を打ち鳴らしながら鯨唄を唄い、商売繁盛や家内安全を願うストイックなお祭り。

 この日は有川地区内の至る所で、法被や着物に真っ赤なたすきをかけた男衆を目撃したが、なんと私が住むアパートの中にまで大きな太鼓の音が鳴り響くではないですか。アパート3階の小さなドアの前に、背中に鯨と書かれた青色の法被を来た少年3人が、威勢のいい鯨唄を披露。遠出をせずに伝統行事を体感でき、本当にうれしい経験でした。

 ただ最も荘厳なのは、まだ真っ暗な午前6時ごろから弁財天が奉納されている弁財天宮や有川神社で奉納されるメーザイデン。来年こそは、体調万全にして早朝の男たちの気合いを見届けたいと強く思ったのでした。

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