島暮らし相談会

　うどん作り見習い中の妻さなえです。ブログを更新できていない間に、高校時代の友の結婚式に参加するために奈良に帰り、ちょうど帰るタイミングで九州から関西にかけて台風が直撃していました。上五島もかなり雨風が強かったみたいで、長崎行きの飛行機も、予定していた高速船も欠航して、島に戻れるか不安でしたが、23:45博多港発のフェリー太古が動いてくれて、台風のおかげでできた時間で今年92歳になる祖母に会いに行って、妹や甥っ子、母とご飯を食べに行って、あたふたしてしまったけど、とても有意義な時間が過ごせました。

　島に戻ると、台風の影響で漁に出られなかった？！船が青方港にたくさん停泊していて、イルミネーションのように夜明け前の海を彩っていてうっとりしました。

　で、帰ってきてすぐまた翌日22日に、東京ビッグサイトで25日まで開催される世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2016」に参加するため、東京へと出発しました。

　会場では、47都道府県のほか、全世界の国と地域が、観光PRのために巨大なブースを設営。長崎県は、2018年度の世界遺産登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のPRなどを行いました。ただ出展数も来場者も多すぎて、腰を据えて地域のPRをする機会がほとんどなくて、ただひたすらパンフレットを配る要員として終わってしまったのが本当に残念でした…。それでも、「長崎に行ってみたいんです」「今一番行きたいのが五島列島なんです」と言ってくださる方がとても多くて、配ったパンフレットや、交わした言葉が、長崎を訪れる後押しになっていたらいいなと思いました。

※PRに来てくれた長崎市の親善大使「ロマン長崎」の方と。会場は、潜伏キリシタン関連遺産を構成する12集落の教会などを再現したお洒落なブースでした。

　そして出張最終日は、EXPO会場ではなく、東京・有楽町の交通会館の中にある「ふるさと回帰センター」で開催された長崎県などが主催の「島暮らし相談会」に参加してきました。34組40人の方々が参加してくださり、とても真剣に私たちのお話を聞いてくださいました。

　私が移住を決めたのも、このセンターで開催された移住相談会でした。今回のイベントが、いろんな島暮らしの形があることを知ってもらうきっかけになって、さらに移住してみようかなって思ってもらえたりしたら嬉しいです。

　相談会ではとてもびっくりしたことがあって、昨年11月に池袋で開催された「アイランダー」という全国の離島が集まるイベントで上五島のブースに来てくださった方が参加してくださっていて、上五島の情報をいつもチェックしてるよと言ってくださって、本当にありがたくて、出会いって本当に大切だなと、これからも大切にしていかなきゃなと、しみじみ感じました。

　また、記者時代に夫婦共々お世話になった方も応援に駆けつけてくださって、とても心強かったです。竹内夫婦は幸せ者です。

　他にも今回の出張ではたくさんの出会いがあったので、また次の機会に書きたいと思います。出張はとてもハードでしたが、逆にパワーをもらって明日島に帰ります！あんなにしょっちゅ食べてるのに、五島うどんの話をしすぎて、五島うどんが恋しくなってきた。