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ほたるイルミネーション

 25日午後8時半ごろ、相河川の辺りはすっかり暗闇の染まり、街灯の明かりがぼやっと夜の中に浮かんでいるだけだった。気温は20℃もないけど湿度は十分。「ほたるのふるさと相河川まつり」(通称ほたるまつり)の当番を少しだけ抜け出して、一眼レフと脚立を持って、ホタルが舞う相河川上流へと早足で向かった。

 街灯が途切れ、川幅が少し狭くなったところで、すでに川面には無数のゲンジボタルが飛び交っていた。山側に目をやると、ヒメボタルの繊細な明かりが、チカチカと木々を彩っている。まるでクリスマスのイルミネーションのようで、心までウキウキと弾みだす。

 ちょうど川面のホタルを眺められる上流の橋の上は、たくさんの観光客や地元の人たちでにぎわっていた。地元の人から言わせると「まだまだこんなもんじゃあないよ。すごいときなんて、ホタルの光で川が浮かび上がるんだから」とのこと。きっと、地上にそそぐ天の川みたいなんだろうな。

 新上五島町では、「ほたるのふるさと相河川まつり」が5月20日(金)~6月12日(日)まで、青方地区の相河川で開催されています。


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